作品紹介

融合、そして転機 Hortus Consensus – The Watershed Garden.

南アフリカでは「和解」という歴史的な出来事を経て、人種差別のない民主主義へ向けての新しい国づくりが始まりました。その過程で国民は一つになり、社会の調和あるいは「平和」や繁栄を育む民俗のアイデンティティ、国民性を構築しようとしています。この目の前に広がる風景は、その過程における様々な変化を経て、最終的には互恵的な変革へと導くものです。

庭にそびえる壁は南アフリカの過去と現在の境界線を表すものです。自然な傾斜が拡がる庭はこれまでの不安やカオス(混沌)を表し、規則的な新しい庭は秩序やコンセンサス(融合)を表しています。そして多様な色や質感は、南アフリカの豊かな多文化社会を象徴しています。

庭の中心は、クラールというフェンスで囲まれた伝統的な南アフリカの住まいです。その核となるのは、円形劇場すなわち合意を意味する共通の土台であり、いろいろなことを話し合いによって解決策を見出す場所です。(日本では「調停」の場であり、アフリカでは、地域の決定事項が常に合意のもとになされる伝統的な話し合い「クゴルタ」の場所です。)

水は、生命と新たな始まりを象徴しています。庭園の題名である”Watershed”には、川や水域に流れ込む集水域の意味と、歴史の流れを大きく変える出来事の意味があります。この庭園では、水は丘の上から生命を育む雨水として「新しい」庭へと流れ落ちます。庭の中央から踏み石を渡ると、入念に踏みなれされた小道へと続きます。

「世界の混沌は不安をもたらすが、同時に創造性と成長という機会も与えてくれる。」
トム・バレット

過去の作品

デイビット ダビットソン&レオン クルーゲ

デイビット ダビットソン&レオン クルーゲ

  • 参加項目

    ショーガーデン

  • 受賞歴

    チェルシーフラワーショーGreat Pavilion部門において過去20年連続出場の内、金賞を16回受賞(2012年度大会含む)
    王立園芸協会 RHS President’s Most Creative Award / 2008
    ガーデニングワールドカップ銀賞 / 2011
    COP17(南アフリカ開催の国連気候変動枠組み国際会議)特別庭園製作 / 2011 ほか

  • 紹介文

    南アフリカの自然と文化をこよなく愛するデイビット・ダビットソンは、そのユニークな生態系を後世に残すため、四半世紀にも渡り国を代表し、世界中の人々に良き南アフリカを伝える活動をしている。 そんなディビットが近年、デザイナーパートナーとして共に活躍しているのが、新進気鋭の若きレオン・クルーゲだ。祖父の代から続く植物研究者の一家に生まれ、野生のライオンやバッファーローなどが生息するクルーガー国立公園のすぐ近くで育つ。幼年のときより南アフリカの雄大な自然と関わり合うことによって生まれた彼独自の造形美と、類まれなカラーセンスが生かされた壁面への植栽で一躍有名になり、彼のクライアントには誰もが知るハリウッドセレブリティーも名を連ねている。彼らが作り上げるアフリカ原産の珍しい植物をふんだんに使ったガーデンに要注目。

  • [Movie]メッセージ

  • 施工会社


    (株)鎌田工業
    長崎県雲仙市千々石町乙866-1
    TEL.0957-37-2245